研究対象者等に通知し、または公開すべき事項(情報公開用)
@ 試料・情報の利用目的及び利用方法(ほかの機関へ提供される場合はその方法を含む)
・研究課題名:
一地方都市におけるビタミンB1欠乏の割合とその要因に関する横断研究:Ogano Study
・目的
ビタミンB1欠乏症は、早期に発見できればビタミンB1の投与によって後遺症なく治癒するが、発見されず欠乏状態が持続すると重篤な後遺症につながることも少なくない。
近年、これまで知られていたアルコール依存症や、妊娠悪阻などによる発症のみならず、がん患者におけるビタミンB1欠乏症の報告も増えつつある。また、臨床症状が出ていないが、ビタミンB1が正常下限値を下回る、ビタミンB1欠乏も報告されている。ビタミンB1欠乏は欠乏症になる可能性もあるので早期発見が必要である。しかし、一般人口におけるビタミンB1欠乏の割合や、その背景は明らかにされていない。本研究によって、一般人口におけるビタミンB1欠乏の割合およびその背景因子が明らかになれば、ビタミンB1欠乏症の発症予防への可能性も高まり、重篤な脳障害を防ぐことができるため、本研究の有する意義は大きい。
・研究機関:
2018年10月28日〜2021年3月31日
A 利用し、または提供する試料・情報の項目:
試料・・・
保管方法:採血した血液は外部委託業者に測定を依頼するため先方で廃棄となる。なお、記載されたアンケート用紙は研究IDを付与し、データ入力後はシュレッダー等個人が特定されない方法によって廃棄する。
情報(資料)・・
保管方法:研究対象者に研究登録番号を付与して匿名化し、アンケ―トの記載内容と上記で得られたビタミンB1データを含むデータベースを作成し、町立小鹿野病院事務室にある鍵のかかる保管庫で保管する。
なお、終了報告された日から5年を経過した日、または研究結果の最終公表について報告された日から3年を経過した日のいずれか遅い日までの期間、適切に保管されるようにする。
試料・情報等を廃棄する場合は、個人情報の漏洩に十分注意して廃棄する。
B 利用するものの範囲
●研究基盤の研究責任者(研究体制)
町立小鹿野中央病院 医師 院長 内田望
●共同研究施設
埼玉医科大学国際医療センター
精神腫瘍科 医師 教授 大西 秀樹
精神腫瘍科 臨床心理士 講師 石田 真弓
支持医療科 医師 教授 高橋 孝郎
中央検査部 医師 教授 海老原 康博
総合診療・地域医療科 医師 教授 古屋 大典
※共同研究施設においては、研究計画の立案、匿名化データの統計解析、論文の共同執筆および発表を行う。
C 試料・情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称:
町立小鹿野中央病院 医師 院長 内田望