院長あいさつ

小鹿野町は埼玉県の西部、東京都心から80km圏の、秩父盆地のほぼ中央に市街地を形成し、南は低山により秩父市街と、北は分水嶺で群馬県に、西は奥秩父の険しい山々に接しています。面積171.26㎢、人口約12000人、高齢化率は約35%と高齢化が進む山間部の町です。中山間地域ではありますが、町制施行においては、埼玉県内では川越に次いで古く、中心部の小鹿野地区は県内でもいち早く教育・交通・産業の振興など各分野で近代化が進められ、西秩父地域の中心地として発展してきました。現在では「花と歌舞伎と名水のまち おがの」をキャッチコピーとして売り出し中の、自然豊かな町です。 当院は1953年に開設された町の中心地にある唯一の入院医療機関で、現在は一般病床45床(地域包括ケア病床13床含む)、療養病床50床で運営しています。診療科目は総合診療科(内科・外科)・整形外科・リハビリ科・眼科・耳鼻科・婦人科・心療内科の7科で、常勤医師は総合診療科医師の6名です。 小鹿野町のある秩父地域の医療圏人口は約12万人で、小鹿野町はそのうち西秩父医療圏(対象人口2万人)を担っています。当町は、早くから小鹿野町ならではの包括ケアシステムの構築に取り組み、2002年には病院に併設する形で現在の保健福祉センターが作られました。一つ屋根の下に医療を担う施設と保健・福祉機能を担う施設が共有している形です。日常的に顔の見える連携を意識しており、さまざまなケースにおける情報共有を、「地域ケア会議(隔週)」・「包括ケア会議(隔週)」・「緩和ケアカンファレンス(毎週)」・「担当者会議(随時・頻回に開催)」等によってスムーズに行うことで、医療・保健・福祉が一体となった“地域包括ケア”の実践がなされています。 高齢化社会の真っただ中にある今、病院単独で医療を行うのではなく、保健・福祉・介護が一体となり、住民も交えて町全体で取り組んでいく“地域包括ケア”が重要です。住民の方々の『住み慣れた地域でできるだけ長く暮らし続けたい』という思いを支え、『町立病院があって良かった』といわれる病院をつくることが我々の目指す“地域包括ケア”であると考えています。

院長

国保町立小鹿野中央病


院 長  内 田  望

病院外観