院長あいさつ

小鹿野町は、埼玉県の北西部、秩父盆地の北西に位置し、南は低山により秩父市街と、北は分水嶺で群馬県に、西は奥秩父の険しい山々に接しています。人口約1万5千の農山村で、自然に恵まれ、四季折々の変化を堪能できます。支流域に集落が点在し、交通の不便な地域であり、高齢化率も30%になろうとしております。 当院の診療圏は、西谷津と呼ばれる荒川の一支流域の西秩父地域で、人口約2万人であります。この地域には7つの診療所があります。平成14年に増床し、療養病床50床、一般病床45床、計95床になりました。健診センターも併設しております。各地で勤務医不足が指摘されるなか、退職者、自治医科大学派遣医師の確保が困難な状況が重なり、常勤医師が、19年度8名から、20年度7名、22年度5名に減少しました。防衛医科大学、埼玉医科大学、地域診療所等の非常勤の医師に支えられながら、苦しい運営を迫られております。町では、平成5年頃より、広島県御調町の包括ケアシステムを参考し、保健師を増員して、予防活動に力を入れてきました。介護保険が導入されてから本格的に保健福祉、介護と連携したサービスを提供しております。平成14年の病院改築に合わせ、町の保健福祉部門を病院内に移し、住民がより利用しやすく、病院と連携しやすい環境を整えました。

院長

町立小鹿野中央病院 院長

関口 哲夫

病院外観

国診協の基本理念は地域包括医療ケアであります。当院では、この理念に基づき、地域に密着したサービスを提供していきます。保健福祉介護との連携体制は十分整っております。病院も積極的に関わり、住民の視点に立ち、住民が地域で健康にいつまでも暮らしていけるお手伝いを、ご家族、ケアマネージャー、民生委員、地域のコミュニティー、診療所の医師等と連携協力して貢献していきたいと考えます。病院の任務には、入院診療、外来診療、一次救急、慢性疾患の管理、終末期医療、看取り、緩和ケアなどがあります。さらに、生活習慣病等の予防活動、医療相談、健康づくり、検診、訪問診療、在宅での見取り等へ積極的に関与していきたいと考えます。 地域住民の保健、医療、福祉、介護のうえでの安心・安全のため、"地域住民に親しまれ信頼される病院"を理念に、差し迫る超高齢化に対応していくため、地域包括医療ケアの一層の推進発展に努めていきたいと考えます。