臨床検査科

検査部門の理念 
 1.徹底した精度管理のもと、精度の高い検査結果を迅速に提供します。
 2.常に患者さんへの心遣いを基本として業務にあたります。
 3.各科と連携を図り病院の発展に寄与します。

臨床検査科の主な業務は血液検査、尿検査、心電図、そして身体測定などです。

検査室で使用している主な機器は以下の物です。

生化学検査

TBA-120FR

血液検査 XN1000
血清検査 LUMIPULSE G1200
凝固検査 CA-530
HbAlc HCL-723G11
尿沈査 UF5000
便潜血 OC-センサーiO
心電図 FCP-7541/FM-190(ホルタ-心電図)
聴力 AA-M1B
超音波  prosound α7
血圧脈波 BP-203RPEⅡ

検査にかかる時間は生化学検査(肝機能、血糖)で30分、血液検査(赤血球数、貧血検査)なら15分、 感染症や腫瘍マーカーは約1時間かかります。

検査室イメージ2

検査室イメージ3

検査について

尿検査 PH 尿中のPHを調べます
尿蛋白 腎臓の病気で(+)になります。(+)の場合は再検査を受けてください
尿糖 尿糖(+)になると糖尿病が疑われます。必ず血糖を調べてください
尿潜血 尿中の血液が出ているか調べます。腎臓、尿管、膀胱、尿道に結石や炎症が疑われます
尿沈査 尿中の赤血球、白血球、細菌などの有無を調べます
便検査 便潜血 便に血液が混ざってないかを調べます。(+)の場合大腸癌などの可能性があるのでレントゲンや大腸カメラで精密検査をお勧めします
生理検査 心電図 心臓の検査で不整脈や心不全、心筋梗塞を調べます。24時間心電図(ホルター心電図)、負荷心電図等もあります
聴力 聴力は聞こえの悪さを測る検査です。だいたい30dBぐらいが正常ですが左右差があるときは注意が必要です
身体測定 身長、体重、視力、体脂肪(心臓ペースメーカーの誤作動の危険があります)
肺機能 肺の検査でどのくらいの量を吐けるのか?(肺活量)そして勢いは?(1秒量)を調べるのが基本的な検査です。肺気腫、気管支喘息などを調べます
超音波 コウモリが暗闇でなぜ飛べるのか?音の反射を利用して障害物までの距離を測っているようです。これを応用したのが超音波検査です。肝臓、胆嚢、腎臓、すい臓、心臓、婦人科では胎児などもみることができます
  眼底写真 人間の体で唯一透明な所が眼球です。したがって毛細血管が見える唯一の所でもあります。撮影して血管の状態をみる検査です
生化学検査 血清蛋白 体の栄養状態や肝機能がわかります
アルブミン
A/G
Ca 生体にとって必須のミネラルです。
亜鉛欠乏により味覚障害などが起きるおことがあります。  
IP
亜鉛
総ビリルビン 主に肝臓の機能を調べる検査です。肝臓は沈黙の臓器とも言われ、なかなか症状が現れません。 お酒を飲まれる方は特にγ-GTPに注意しましょう  
直ビリルビン
ALP
γ‐GTP
AST(GOT)
ALT(GPT)
LDH
コリンエステラ―ゼ
アンモニア
アミラーゼ 膵臓、膵液腺から分泌される酵素です。急性膵炎などの診断に役立ちます
尿素窒素 腎臓の検査です。腎臓は老廃物を尿中に排出しています。その機能が低下したり、尿路に異常があると老廃物の尿素窒素やクレアチニンが上がります
クレアチニン
尿酸 血液中に尿酸が高いと痛風の危険があります
Na 電解質です。腎臓機能の低下や呼吸不全で異常値になります
Cl
血糖

糖尿病の検査です。糖尿病自体は症状がありませんので一度糖尿病と診断された方は定期的に血糖とHbA1cの検査を受けることをお勧めします

HbA1C
総コレステロール コレステロールや中性脂肪は必要な栄養素ですが高いと動脈硬化を引き起こします。高脂血症と診断された方は定期的な運動と正しい食事を心がけてください
中性脂肪
HDLコレステロール
LDL-コレステロール
 BNP  心臓に負荷がかかると高値になります。
CPK 筋肉に含まれる酵素です
CK-MB CPKの1種で心臓に含まれる酵素で心筋が壊れた時(心筋梗塞)に高くなります
血清検査 CRP 体内で炎症が起きているかをみる検査です
血液検査  赤沈
血清検査 TP抗体 梅毒の検査です
RPR
HBs抗原 B型肝炎の検査です
HCV抗体 C型肝炎の検査です
血液検査 白血球 白血球の数を測定します。いろいろな原因で増加または減少します。異常がある場合は血液像を調べる必要があります
赤血球 血色素(ヘモグロビン)は酸素を体全体に運ぶ蛋白です。貧血は血色素が減少した状態です。赤血球、ヘマトクリットは貧血の種類を知るために役立ちます
ヘモグロビン
ヘマトクリット
血小板 血小板は血液を固めて出血をとめる働きをします
白血球像 白血病の診断や細菌による感染なのかウイルスによる感染なのか診断に役立ちます
網状赤血球 貧血の治療の経過に役立ちます
生化学検査 Fe 貧血の検査です。Feとは鉄のことで鉄が少ないと貧血になります。貧血気味の方は鉄を含む物をしっかり食べましょう
UIBC
TIBC
フェリチン
凝固検査 P.T 血液が固まるまでの因子を調べます
APTT

腫瘍マーカー

CEA 大腸癌を始めとする消化器癌や、膵臓癌、肺癌などの検査です
CA 19-9 膵臓癌、胆道癌を始めとする消化器癌の検査です
AFP 肝臓癌の検査です。他に慢性肝炎、肝硬変等でも高くなります
PSA 前立腺癌の検査です
甲状腺検査 TSH 甲状腺の検査でバセドウ病や橋本病の診断に役立ちます
FT 3
FT 4